【LDKに光を取り込む巧みなゾーニングに注目_豊明市の家-1】
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【名古屋市千種区の家」03】空間の表情を演出する趣向が凝らされたLDK空間
シャッターゲートやプライベートガーデンに囲まれ、プライバシーに十分に配慮された空間づくりが施された名古屋市千種区の2棟のお家。
今回は、プライベートな時間をゆったりと満喫できる、重厚感たっぷりのリビング空間へとご案内します。
2棟ともに、ダークブラウンを基調にしたシックで深みある色合いが印象的な空間。リビングからダイニング、キッチンの壁へと繋がる「折り上げ天井」が空間演出のアクセントになっています。
左側のお家では、リビングダイニング全体を折り上げ天井に。空間の広がりを感じさせるとともに、折り上げ天井の内側に配した間接照明が部屋全体を落ち着きのある雰囲気に仕上げてくれます。
ダイニングテーブルの奥には作り付けの飾り棚。お好みの品を飾れば、生活に潤いをもたらしてくれるスペースに。部屋との一体感を持たせ、スッキリとした空間デザインに身を置く心地よさを味わってもらえるようにという設計意図が込められています。
右側のお家はリビングからキッチンまで直線的なラインの折り上げ天井が、空間設計のポイントに。ダイニング部分では天井を照らす間接照明、リビングでは壁を照らす間接照明と、照明の表情を変えて、室内空間の趣きを演出しています。
LDK空間はリビングの陽当たりを優先するため、奥のキッチンは視覚的に暗く感じられてしまうことになりがちですが、2棟ともに抜けている空間に窓をレイアウト。敷地条件を検討して採光を取れる箇所に窓を計画することで、LDKの奥まで光が行き届き、広がりのある空間を実現しています。
部屋に入った時に、奥が明るく見えることで、より広がりが感じられ、安心感が得られる。暗い森をさまよっているときに、明るい草原(サバンナ)が目に入ると、自然とそちらへ向かう「サバンナ効果」を意識した設計となっています。
次回は、2階の空間へとご案内します。
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