【LDKに光を取り込む巧みなゾーニングに注目_豊明市の家-1】
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【シリーズ「設計士の肖像」安本光治編-vol.1 】バランスを追求したデザインが随所に光る千種区のお家04
絶妙なアクセントづかいでバランスの取れた空間を演出する設計士・安本。
こちらのお家では、玄関スペースにご注目を。
シューズクロークの天板に配した黒の挿し色に合わせて、小窓の枠にも黒を配色。壁面のアッシュグレーとシューズクロークの茶色に彩られた空間の中で、繊細なアクセントをもたらしています。
「それぞれの色にどれだけのスペースを持たせるか、色面積のバランスには細心の注意を払っています」
玄関のスペース全体を1枚の絵のように見立て、配色のバランスを考える。アートグラフィックのデザインと共通するものが感じられます。
「設計デザインの良し悪しはバランスで決まるもの。最適なバランスを追求する作業は最後まで続けています」
玉善では設計士がお家のコーディネートも担当。壁紙や床材の素材・色合いから、照明器具のセレクトまで行っています。
こちらのお家では、シンプルなキューブ型デザインのシーリングライトを直線的にリズミカルに並べてあります。
「お家の中のさまざまな箇所に、アイデアの引き出しを駆使して空間を演出する。そのプロセスの積み重ねの末に、1軒のお家が出来上がっていくんです」
そうして完成した空間をご覧になったお客さまに、設計士が込めた意図が自然と伝わってくれればというのが安本の願い。
「センチ刻みでバランスを考えながら配置された窓もあります。デザインされた空間からそうした意図や効果を感じ取ってもらえたら、設計士冥利に尽きますね」
15年近い経験を持つ一級建築士・安本。設計士の仕事を通して感じるやりがいは、キャリアをスタートしたときから変わっていません。
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