玄関を入ってリビングまでの間にはさらに敷地の特徴を活かした設計が施されていますが、そのお話はまた次回にご紹介します。
【LDKに光を取り込む巧みなゾーニングに注目_豊明市の家-1】
今回ご紹介するのは名古屋市昭和区に完成した2棟のお家。
奥行きが深く、間口が狭い敷地の形状をどのように活かしていくか。間口の狭い京都の町家からインスピレーションを得て、現代の生活スタイルに合わせて検討したモダンな空間デザインが特徴的なお家となっています。
通常、間口に余裕のあるお家であれば玄関とリビングを横並びに配置するのが一般的ですが、間口の狭い敷地では横並びにするとリビングの幅が狭くなってしまいます。
そこで、玄関を前方に配置し、広いアルコーブの空間を設計。アルコーブに設置した駐車場側の横格子、テラス側の縦格子は外から見ると井桁格子となり、高級感を感じられるとともに視線を遮ってプライバシーを保つ役目を果たしています。
アルコーブは屋根の架かったゆとりあるスペースとなっており、自転車を置いたり、ベンチを置いてくつろぐこともできる場所となります。
設計にあたってはプランを立てた段階でお家の模型を制作します。今回のケースでは2棟分の模型を使って陽当たり具合を確認するなど、全体的な設計の検討に活用しています。
玄関を入ってリビングまでの間にはさらに敷地の特徴を活かした設計が施されていますが、そのお話はまた次回にご紹介します。
CATEGORIES
LATEST ARTICLE
ARCHIVE
Recommended Articlesおすすめ記事