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ある日突然起こる“トイレの詰まり”。いつも何気なく使っていたトイレの水が流れてくれないと焦りますよね。もっと水を流せば何とかなるのではと試してみたりすると、便器から水があふれるなど、かえって事態を悪化させてしまうことにもなりかねません。

最近は水を流す量を節約してくれる「節水型トイレ」が主流になってきます。10年ほど前は「大」であれば13Lの水が流れていたのですが、現在は5L以下に節水されているのです。水道水の使用量が減らせるので、環境に優しいだけでなく家計にも優しい節水型トイレですが、トイレットペーパーを多めに流してしまったりすると詰まりが発生することもあります。トイレットペーパーの中には水に溶けだすまでに時間がかかり、詰まりの原因になりやすいものあるというから、なおさら注意が必要ですね。

そんなトイレの詰まりに困ったとき、心強い味方となるのが「ラバーカップ」。もっとも一般的な詰まり解消器具です。皆さまのお家には常備されているでしょうか。ほとんどのトイレの詰まりはラバーカップで解消できるのですが、正しく使っていただかないと効果を発揮することができません。

よくある間違いは、ラバーカップでグッグッと詰まったものを“押し込んでしまう”ケース。これでは詰まりは解消しません。

では、どうすればよいのか。
まずは止水栓を締めます。それから、便器内の排水口を全部ふさぐ形でラバーカップを押し付け、勢いよくグッと“引っ張り”ます。そう、押すのではなく引っ張るのです。1回で詰まりが解消しない場合は数回繰り返して下さい。詰まりが解消したら、ゴボゴボと音がするはずです。この音が聞こえたらもう大丈夫！

詰まったときのためのトイレの常備品、ラバーカップ。正しい使い方を覚えておけば、イザという時も安心です。